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長勝寺の正門を出ますと横須賀線の踏切が見えましたので、踏切を渡って直ぐ右手の小道をとりました。
当初予定をしていませんでしたが、安国論寺という日蓮の安国論を記念したお寺があったので寄ってみました。結構山懐も深く、高いとこに鐘楼を建てるなど、起伏の飛んだお寺さんでした。ふじの季節には、きっと藤棚が立派でしょう。
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安国論寺は、神奈川県鎌倉市大町(名越)にある日蓮宗の寺院で、正式名は「妙法蓮華山安国論寺」といいます。
開基は日蓮で、建長5年(1253年)に創建され、ご本尊は、久遠実成本師釈迦牟尼仏です。
本堂の前にある「御法窟」で、立正安国論を執筆したといわれています。境内は、きふくに富み、藤、サザンカ、海棠などがあります。御小庵の傍らにある山桜は「妙法桜」と呼ばれ、日蓮聖人の桜の杖が根付いたといわれています。
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長勝寺からは歩いてきた小道の一段上がったところに
安国寺の「松葉谷根本霊場」の石柱があります。
立正安国論に反感を持つ人に庵が襲われ
これを「松葉が谷の法難」といいます。
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立正安国寺 山門を入る |
山門
石碑のある一段高い所まで数段の石段を上がりますと
正面に山門があります。
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日蓮の松葉谷小菴の霊場「御法窟」の在所を表す
山門の扁額は、どことなく日本離れを感じます。
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山門から覗きますと、なんとなく誘われる雰囲気ですので
安国論寺という寺名もあり、入ることにしました。
山門をくぐって左手で拝観料を支払いました。
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手水舎
御法窟は、手水舎の左手
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手水舎の向かいにある石灯籠
美しい苔の絨毯に囲まれていました。
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御法窟
特別な説明書きもないので、見落としがち
日蓮が立正安国論を著述した洞穴
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立正安国寺 熊王殿・御小庵 |
手水舎の裏手、一段高い所に熊王殿があります。
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熊王殿の扁額
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御小庵正面
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御小庵側面
この左手前に妙法桜があります。
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御小庵の扁額と彫り物
細かい彫刻にしばらく見ほれました
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御小庵の傍らにある山桜「妙法桜」は、
日蓮聖人の桜の杖が根付いたといわれています。
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御小庵横の妙法桜の陰に
ひっそりと立つ石灯籠
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立正安国寺 本堂 |
本堂脇の藤棚
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本堂脇の石灯籠と多宝塔
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本堂脇の多宝塔
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立正安国を示す、本堂の扁額
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本堂内
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本堂左手、一段低いところにある庫裏は
まだ、真新しい
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本堂の石像は、ガンダーラ様式 |
立正安国寺 御荼毘所 |
本堂脇の石段を、南面窟に向かって進む
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日蓮聖人御荼毘所
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御荼毘所を示す石塔
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御荼毘所の扁額
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南面窟前の多宝塔
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本堂から、山門の方向を見る
左手奥に御法窟があります。
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