第2連載  グロマコン経営指南

                              経営コンサルタント 久崎 力 氏  
  
      久崎先生は、大手総合電器メーカーに長年おられ、現場から営業
     部門、海外子会社などでいろいろなご経験を積んでから、経営コン
     サルタントとしてご活躍中です。
      幅広い知識と経験を活かし、製造業を中心にご指導をなさってお
     ります。

No.11

ニュージーランドの交通事情

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◆ 都市では不便でも右折優先のルールは守る
   
 ニュージーランドでのドライブで時に注意しなければならないのは右折優先である。それとロータリー、これは郊外とくに交通量の少ない交差点では非常に便利である、ロータリーに入る所にGive Way(道を譲れ)の道路標識があり、そこでは右側からの車が来ない事を確認してロータリーへ入る、一旦入ってしまうと全て右側優先のルールで自分の車が優先となり自分の行く方向にロータリーを出ればよい。慣れると非常に便利である。 

 しかし大都市のWellingtonやAucklandではこれが弊害であった。夕方にWellingtonに入ったが、あいにくラッシュアワーに重なりホテル近くでは自分の車の左折のレーンは全く動かなくなった。青信号でも1台も動かない。その交差点では左折の車は前方から来る右折車に“Give Way” しているのである、信号が青の間に右折車が全て曲がり切らないと左折車は動けないのである。

 ニュージーランドではこの右折優先のルールが守られており、お陰でこの交差点を通過するのに30分も費やしてしまった、この“右折優先”には、時間帯による例外も無いようであった。


◆ 全ての業務でパソコン活用のルール化を

 視点を変えてパソコンの利用について考えるとき、私は例外なしに全ての業務でパソコンを活用すべきと主張している。例えば担当者の中には手書きの方が簡単だとか、早いとか、又上司に理解が無いとの理由でパソコンを用いないケースが見られる。

 パソコンに入力すれば全てがデーターベース化され、蓄積され、その後の分析の貴重な情報となる事を認識すべきである、個々の場面では手書きの方が時には効率的だと考えられるだろうが、パソコンに入力されたデーターは再利用でき、又経営判断にも活用される。一旦入力されればデーターベースとなるが、手書きでは情報は蓄積されずに終わってしまう。一度入力して活用するか、同じデーターをその都度入力するかどちらが良いか、容易に判断できると思う。


 
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