経営者・管理職とコンサルタントの交流サロン
グロマコン・メーリングリストが生まれ変わりました。
毎月2回発行で、新鮮な情報をご提供
5日号、20日号
5日号は、第一特集 「失敗しない経営者・管理職はここが違う」およびタイムリーな特集情報
20日号は、ご好評の、久崎力先生の「第二特集 グロマコン経営指南」および、谷澤佳彦先生
の「第三特集 知っていて得する経営情報」およびタイムリーな特集情報などをお届けします。
グロマコン・メールマガジン・コンセプト |
No. 011 February 5, 2002
経営者・管理職の悩みを解決する
経営コンサルタントの実務情報
経営コンサルタントになりたい人の情報
■■■ も く じ ■■■
◆ 第一特集 「失敗しない経営者・管理職はここが違う」
「第二章 ベクトルをあわせて全員営業で営業強化」
2−4 スパイラル・マネジメントの入門システム
◆ 特集 「コンサルタントは何をしてくれ人?」
できる経営者はコンサルタントを上手に使う
当メールマガジンも隔週発行(月2回)になって二巡目を迎えることになりま
した。
毎月第一回目発行 5日 失敗しない経営者・管理職はここが違う
第二回目発行 20日 グロマコン経営指南、しりとく経営情報
「経営とは、環境対応術」という思想をもとに、経営環境の変化に臨機応変に
対応できるような情報をタイムリーに提供して参ります。
今回は、月の前半号ですので第一連載「失敗しない経営者・管理職はここが違
う」の「第二章 ベクトルをあわせて全員営業で営業強化」です。
ご好評の、久崎力先生の「第二連載 グロマコン経営指南」および、谷澤佳彦
先生の「第三連載 知っていて得する経営情報」は、次号2月後半号でお届けし
ます。
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第一特集 「失敗しない経営者・管理職はここが違う」
「第二章 ベクトルをあわせて、全員営業で営業強化」
2−4 スパイラル・マネジメントの入門システム
経営コンサルタント グロマコン 代表取締役 今井 信行
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経営の基本は、経営理念に基づく、経営計画を立案し、実行して、その結果を
顧みることです。
計画を立案する時には、必ず上位計画を参照し、その実現のための計画でなけ
ればならないということをお話しました。
中・長期計画は、経営理念を実現するための実行計画であり、年度計画は中・
長期計画を実施するための具体策でなければなりません。
計画実現の基本は、全社のベクトルを合わせなければなりません。それには、
計画を全社の共通目標とし、それを全社員が同じレベルで理解「共通認識」し、
一丸となって「共通行動」をすることです。
「共通行動・共通認識・共通行動」の英語の頭文字をとって「3CA's」と言っ
ております。
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■■■ スパイラル・マネジメントとは ■■■
スパイラル・マネジメントとは何かについては、当メールマガジン第4号でご
紹介しました。(http://www.glomaconj.com/pubzine/backnumber.htm)
経営管理の基本は、P−D−Sです。そのサイクルを回し、Sの段階で新たな
計画が立案されます。しかし、ここでいう計画Sは直前の計画とは異なります。
従いまして対策―計画というのは初めの計画に戻るのではなく、次の計画に移ら
ねばなりません。
すなわち、計画―実行―統制―評価―対策が繰返されるという二次元的な見方
ではなく、螺旋状に進行する立体構造をしています。この螺旋の進行方向が長期
経営であり、経営理念に基づく経営方向=指針であるわけです。これを経営螺旋=
マネジメント・スパイラル(Management Spiral)といいます。このマネジメン
ト・スパイラルの考え方に基づく経営手法を「スパイラル・マネジメント」とい
います。
■■■ 営業設備を整えよう ■■■
「営業部門に設備投資をしよう」と声をかけますと、すぐにモバイルとかパソ
コンなどを思い浮かべますが、ここでいる営業設備とは、営業部門強化の基本ツ
ールを指します。
営業パーソンの自己管理および営業管理職による部下のOJTには、営業日報
などの報告が基本になります。すなわち、営業部門の管理(管理とは暖かいもの)
の基本ツールのことを「営業設備」と言います。
営業設備を使うことによりスパイラル・マネジメントは可能となります。スパ
イラル・マネジメントの精神に基づいた基本システムは次のツール(「営業設備
」)を指し、これを単独にバラバラに使うのではなく、相互に関連づけて、すな
わち有機的に利用することが望ましいことです。
1.幹部月度行動計画書
2.営業担当月度行動計画実績表
3.顧客台帳/商談進行表
4.営業日報
■■■ スパイラル・マネジメントの基本 ■■■
基本になるのは、部門長の方針です。部門長の方針に基づき、各営業パーソンが
計画を立て、それが部門長の計画に反映されます。
業種・業界などにより、営業日報は、日報形式でなくても、週報でもよいので
す。しかし、基本的には書類だけですませず、フェイス・ツー・フェイス、すな
わち面談形式で、言葉を使って行います。(暖かい管理)
この報告は、計画書と結果を集約した商談進行表/営業日報、顧客台帳を前に
おいて行います。それにより頭の中だけでの抽象的は発想から、視覚による補助
で理解力を高め、思考をいろいろな角度から行うことができ、戦略的な発想がで
きるようになるのです。
■■■ スパイラル・マネジメントの効果 ■■■
さらに、これらのシステム(営業設備)を有機的に結合して活用することによ
り効果が倍増するのです。システムで使うことにより効果を確かめられるので、
これをスパイラル・マネジメント・システムといいます。
このシステムは営業パーソンの事務作業を増やすことなく、効率を上げるための
ものです。一見フォームが複数になるのでそのような感じを受けますが、商談進行
表と日報は従来の日報を2表にわけただけですし、実質増えるのは計画表です。
たとえ多少事務量が増えたとしてもそれに要する時間は取るに足りないもので、
そこから生じる効率向上やイメージ・アップによる利点はそれをはるかに上回る
ものです。
上記の営業設備は、旧来的な紙による方法ですが、この発想はグループウェアを
使った報告方式でも考え方は同じです。また、SFAシステムでも、計画と行動
記録、顧客マスターが連動しているシステムであればスパイラル・マネジメント
の精神で利用できます。
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特集 「コンサルタントは何をしてくれ人?」
できる経営者はコンサルタントを上手に使う
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経営コンサルタントを四半世紀もやっていますと、いろいろな経営者・管理職
からメールをいただいたり、パーティや講演・講習会などの席で声をかけられ
ます。
その中で、ショックなのが「経営コンサルタントって何をやってくれるの?」と
いう質問です。
もちろん、経営者・管理職ですからコンサルタント言う職業の人がいることは
知っているでしょう。その質問の意味は、「高い金を払うだけの価値あることを
してくれるのか」ということでしょう。
例えば、最近のことですが、ある中堅企業がコンピュータ・システムを新しく
したいという相談を持ちかけてきました。その結果、ベンダーからの当初の見積
金額より数千万円も安くシステムが構築されました。
コンサルタントに多額の費用を払っても、その効果は大きいのです。すなわち
費用対効果の問題なのです。
前回、コンサルタントの上手な使い方というお話をしましたが、良いコンサル
タントを上手に見つければ、企業は元気になるのです。
そうはいっても、日本ではまだまだコンサルタントにお金を投じるのは大企業に
偏重し、本当に必要な中堅・中小企業ではまだまだですね。
経営コンサルタントという仕事は何かについて、ホームページを部分改訂しまし
たので、お時間があれば見てください。
下記URLの「2.経営コンサルタントは何をする人か」が今回改訂された部分で
す。
http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm
信用できる経営コンサルタントを見つけるには無料診断や相談を受けてみてはど
うでしょうか。
http://www.glomaconj.com/keieisha/2keishanoconsultant.htm
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■■■ 経営コンサルタント募集 ■■■
■――――――――――――――――――――――――――――――――――■
グロマコンでは、私たちと一緒に仕事をしてくださる経営コンサルタント、中小企業診断士、
経営士、公認会計士、税理士、弁理士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、
技術士、IT関連、ISO関連などの先生を求めています。
また、これから経営コンサルタントになりたい、経営コンサルタントになろうと
準備している、中小企業診断士の受験準備をしている、などの先生も求めていま
す。
詳細は、下記URLをご参照いただき、私たちまでご連絡ください。
http://www.glomaconj.com/consultant/consultantboshu.htm
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