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電通鬼十訓 ”当たり前”が実行できる |
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電通鬼十訓 【第5訓】 取り組んだら放すな、殺されても放すな、 目的完遂までは |
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■■ 【第5訓】 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは Once you begin a task, complete it. Never give up. ■ 独立起業を決心するとき 私事で恐縮ですが、1970年代から経営コンサルタントという仕事をやってきています。当時はまだ経営コンサルタント業という仕事が一般的ではなく、クライアント探しには苦労をしました。 経営コンサルタントを目指す人の60%が私のWEBサイトを見ると言われていますが、「経営コンサルタントを始めるにはどうしたらよいのでしょうか」を始め、いろいろな相談を持ちかけられます。 私が直面してきた過去の厳しい経験が、その回答に活かすことができていると自負しています。 経営士・コンサルタントとして独立起業することは容易ではありません。多くの人が挫折してしまいます。 ■ 新人経営コンサルタントの教育 その様な人のために「チュータリング・サービス」というのは提供しています。 「コーチング」というサービスがあることはご存知と思いますが、経営士・コンサルタントとして独立起業するにはコーチングだけでは不充分なことが多いのです。 「チューター」というのは、イギリスで貴族の子弟の教育をする「家庭教師」のことです。 経営コンサルタントは、十人十色、いろいろなコンサルタントがあって良いと考えています。そこで家庭教師のように、マン・ツー・マンでコンサルティングの基本から感じ取ってもらいます。 次第に自分自身の経営コンサルタントとしてのコンセプトが明確になり、自分の専門分野を深めることができるようになると卒業です。 ■ 経営コンサルタントが成功する仕事のやり方 しかし、卒業しても必ずしも順風満帆とはいきません。 それは、クライアントが求めるものが、昨今の経営環境にマッチさせるために、ニーズの高度化が進んできています。そのために一人のコンサルタントでは、全ての分野に高いコンサルティング・サービスを提供することは不可能のです。 ニーズも多岐にわたっています。 自分の専門分野外においてクライアントからの要望には充分に応えきれないのです。 「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは」という第5訓を思い出して、何とか受注ができても、専門外の問題・課題のためにクライアントからは不評を買い、悪評が蔓延(まんえん)して、更に受注困難という状況に落ちってしまいかねないのです。 チュータリング・サービス卒業生である彼から相談を受けました。 「なぜ、彼がこの問題で躓(つまず)いてしまったのか」その原因追求を始めました。 大原則である、「経営コンサルタントは一人では高い専門性を持ったサービス提供は困難」ということを忘れてしまったのです。 「なかなか新規受注が取れないので、折角(せっかく)の引き合いを他の人に回したくなかった」という、経営コンサルタントなら誰もが考える「罠(わな)」にはまってしまったのです。 ■ 先輩の技を盗む法 自分の専門外の仕事であっても、何とかして受注し、それを独りでやろうとせずに、その分野の専門コンサルタントの鞄持ちをすることをお薦めしました。 これは、そのために収入が少なくなりましたが、しばらくして、そのコンサルタントから逆に「先生の専門分野なので一緒に仕事をしてくれませんか」とお誘いがあったのです。 結局、金銭的にはプラス・マイナスの帳尻が合いました。 それだけではありません。その先輩コンサルタントのコンサルティング・ノウハウを盗むこともできたのです。お金をもらって、勉強できたのですから、これほど有り難いことはありません。 自分の持っている能力を超えた仕事でも、やり方を工夫すれば何とか道が拓かれるのです。 |
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