明治神宮 拝殿
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東京・明治神宮1 |
初夏の明治神宮. |
約 6 分 |
明治天皇・皇后が祀られている都会の中の広大な杜、その静けさ |
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■ 明治神宮御苑
江戸時代の初めは、熊本藩主加藤家下屋敷の庭園でした。 その後、彦根藩主井伊家に移り、三代将軍徳川家光も訪れています。
明治維新(1868年)後、皇室の御料地となり、当時は「代々木御苑」と呼ばれました。
御苑の花菖蒲は、明治26年(1893年)、明治天皇の思し召しにより、昭憲皇太后のために植えられたものです。
明治神宮造営当時には、江戸系の48種があったと伝えられています。その後、堀切(葛飾区)など東京近郊から江戸系の花が集められ、現在では約150種1500株が咲き競います。
新緑で輝く雑木林に囲まれ、清正井(きよまさのいど)から湧き出た清らかな水によって潤う菖蒲田は、比類のない気品をたたえています。
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南池(なんち)
睡蓮が咲いていました
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東京・明治神宮2 |
明治神宮御苑南池と睡蓮. |
約7 分 |
「南池(なんち)」という池があり、睡蓮が清楚な花を咲かせています。 |
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■ 南池(なんち)
隔雲亭から見下ろす大池は、南池と呼ばれ、8,300uもあります。
自然の古池で、井伊家時代から「お泉水」といわれていました。
清正井から花菖蒲田を潤した清水を漫々と湛え、周りの樹影を映しだし、夏にはスイレンやコウホネが花を咲かせます。
明治天皇の昭憲皇太后への優しいお心遣いで放たれたコイやフナ、メダカが世代を繋ぎ泳ぐ静かな池です。カワセミやサギが魚影を求めて訪れ、冬季はカモやオシドリが羽を休めます。時々、オオタカやルリビタキも見られます。
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■ 御苑菖蒲田
御苑の花菖蒲は、明治26年(1893年)、明治天皇が奥さんである昭憲皇太后のために植えさせたものです。
現在では約150種1500株が咲き競います。
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東京・明治神宮3 |
明治神宮御苑菖蒲田. |
約7 分 |
明治神宮御苑のもう一つのハイライトは、満開の花菖蒲田 |
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■ 隔雲亭 (かくうんてい)
茶室風の数寄屋造りでできた木造家屋です。昭憲皇太后のご休息所として、明治天皇が作らせました。
苑内の南池まで続く、なだらかな斜面が前面に広がり、そこは芝生で覆われています。季節には、ツツジが咲き、曲線を描く逍遥の小径が巡らされています。
前庭からの眺めは御苑の中心といえ、緑の芝生を通して静かな南池を見下ろしています。 池畔の老松、対岸の鬱蒼とした森が四季を演出します。
皇后様は、行啓の折にいつもこの亭で休憩されたそうです。残念ながら、 戦火により焼失したので、昭和33年に篤志家により建て替えられました。
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■ 清正井 (きよまさのいど)
花菖蒲田を遡った木立の中に清水がこんこんと湧きだしています。この井戸は、古くから江戸名井の一つに挙げられていました。
ここが江戸初期には、加藤家の庭園だったことから、加藤清正が掘ったと言い伝えられています。湧き出る清水は、井戸水特有の冬温かく、夏冷たく、年間を通して15度前後です。
清水は、花菖蒲田を潤し、南池で淀んだ後池の水門から流れくだり、南参道に架かる神橋をくぐりぬけ、渋谷川の源流となります。最近まで茶の湯に使われていました。
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