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長楽寺近道
ペリーロード入口方向からアクセスしますと
長楽寺への入口看板が立っています。
ここを入って、階段を上り詰めると長楽寺です。
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伊豆下田 長楽寺 本堂と鐘楼 |
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↑ 拡大
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本堂
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本堂の甍の文様が面白く見えました。
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本堂入り口上の欄間
龍が玉を持っています
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梵鐘
本堂を背にすると右手前方にあります。
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正面参道から入りますと左側の高台にあります。この梵鐘は響きがよく、江戸時代から「時の鐘」として親しまれていきました。
現在の鐘楼と梵鐘は昭和51年に再建されたものです。
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伊豆下田 長楽寺 仏像 |
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本堂を正面に見て左手に
仏像群が並んでいます。
仏像に詳しくない私には、
いろいろな仏像の特徴を知ることができました。
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左:千手観音 右:虚空蔵菩薩
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千手観音
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)が正式で、仏教における信仰対象である菩薩の一尊です。
梵語で「サハスラブジャ」というのは「千の手」あるいは「千の手を持つもの」の意味です。この名は、ヒンドゥー教の神の異名でもあり、インドでヒンドゥー教の影響を受けて成立した観音菩薩の変化身です。
眷属として二十八部衆を従えています。
虚空蔵菩薩
こくうぞうぼさつ、梵名アーカーシャガルバ
仏教における信仰対象である菩薩の一尊。
「明けの明星(金星)」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、知恵の菩薩とも評されて、人々に知恵を授けてくれるともいわれています。(【Wikipedia】を基に作成)
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左:文殊菩薩 右:普賢菩薩
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■ 文殊菩薩
もんじゅぼさつ、梵名:マンジュシュリー
大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊で、智慧を司る仏様とされています。しばしば、釈迦如来の脇侍のひとつとして、獅子にまたがった像を見ます。
■ 普賢菩薩
ふげんぼさつ、梵名: サマンタバドラ
大乗仏教における崇拝の対象である菩薩の一尊で、文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多いようです。法要では、四七日の仏とされています。
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左:勢至菩薩 右:大日如来
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■ 勢至菩薩
せいしぼさつ、梵名:マハースターマプラープタ
日本では、午年の守り本尊とされ、十三仏の一周忌本尊として知られています。多くの場合、阿弥陀三尊の右脇侍として立っています。
迷いと戦いの世界の苦しみから知恵を持って救い、その亡者を仏道に引き入れ、正しい行いをさせる菩薩とされています。
■ 大日如来 (だいにちにょらい)
真言密教の教主である仏であり、密教の本尊です。
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左:不動明王 右:阿弥陀如来
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■ 不動明王
ふどうみょうおう、梵名:アチャラナータ
密教特有の尊格である明王の一尊で、大日如来の化身ともいわれています。
真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されています。
「お不動さん」として親しまれていますが、別名として不動尊や大日大聖不動明王他があります。
五大明王の中心となる明王で、他の明王として、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王がいます。
■ 阿弥陀如来
あみだにょらい、梵名:アミターバ
大乗仏教の如来の一つです。
梵名のアミターバは「量(はかり)しれない光を持つ者」という意味で、これを漢訳して「無量光仏」「無量寿仏」ともいいます。
西方浄土を持ち五智如来において、西方に位置する観自在王如来と同一視されています。ただし、真言宗では、阿弥陀が法蔵菩薩であったときに師事した仏として別尊としています。
ちなみに東方は薬師如来です。
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伊豆下田 長楽寺 庭 |
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本堂に向かって左手の空海像と手水・水琴窟
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空海像
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■ 空海
真言宗(しんごんしゅう)は、空海(弘法大師)によって、9世紀(平安時代)初頭に始まった、大乗仏教の、日本仏教の代表的な宗派のひとつです。
空海が長安に渡り、青龍寺で恵果から学んだ密教を基盤としています。総本山は、東寺として知られる教王護国寺です。
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水琴窟
水琴窟(すいきんくつ)は、
日本庭園によく見られ、
手水鉢の近くの地中の空洞に水滴を落下させ、
その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。
ピンとかピンという心穏やかになる音を発します。
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手水鉢
この水を水琴窟(左下)に垂らしますと、
穏やかな音を奏でます。
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石灯籠
空海像の右手に立っています。
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六地蔵が刻まれています。
六地蔵は、六道の思想に基づいて
地蔵菩薩の像を6体並べて祀られたものです。
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■ 六道(ろくどう、りくどう)
生きている間の行いに応じて、輪廻転生する先が6種の世界に分類されているという仏教の教えです。
天道(てんどう、天上道、天界道とも)
人間道(にんげんどう)
修羅道(しゅらどう、阿修羅道とも)
畜生道(ちくしょうどう)
餓鬼道(がきどう)
地獄道(じごくどう)
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ロウバイが早くも咲き始めていました。
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■ ロウバイ
蝋梅、蠟梅、臘梅とも、唐梅〔カラウメ:Chimonanthus praecox)とも書きます。クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属に属する中国原産の落葉樹です。
早生種では12月頃に、晩生種は2月にかけて、花を下向きにして咲きます。半透明で、楼のような感じの花びらを付け、にぶくツヤのある黄色をしていて、香りは、やや強めです。
花やつぼみから抽出した蝋梅油は薬としても使えます。
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矢車草
一輪だけ咲いていました。
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伊豆下田 長楽寺 本堂内部 |
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仏足石
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■ 仏足石(ぶっそくせき)
釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたものです。
古いものは紀元前4世紀に遡るといわれ、両足を揃えたものが古い形式で、紀元後になりますと、片足のものも出てきています。
実際の足跡ではなく、三十二相八十種好の説にもとづいて、足下安平立相、足下二輪相などが刻まれていることが多いです。古代インドでは像を造る習慣がなかったため、このような仏足石や菩提樹などを用いて、釈迦やブッダを表現したといわれています。
日本には奈良時代に唐を経て伝わり、日本各地に存在します。奈良薬師寺にあるものが有名です。
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本堂内陣
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ご本尊
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本堂左 空海・弘法大師を祀る祭壇
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伊豆七福神が祀られています。
ここでは弁財天が主役です。
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弁財天像
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大国さま
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七福神
大黒像の足元
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曼荼羅図
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新卒者には、耳の痛い言葉かもしれません。
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「苦労は買って出ろ」と親から教えられました。
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