高遠城の立地と構造 　高遠城は、天竜川水系最大の支流である三峰川（みぶがわ）と藤澤川という２つの河川の合流点に形づくられた河岸段丘の上にあります。 　本丸の標高は約800ｍで、西側の城下から見ると小高い山のようになっていますが、上部は平地になっており、一般的に平山城と呼ばれる形の城です。 　三峰川に面する南側は切り立った崖がけになっており、三峰川から本丸までの高低差は約80ｍもあり、地形の険けわしさを巧たくみに利用した城です。 　ここは諏訪盆地と伊那谷を結ぶ杖突街道（つえつきかいどう）に面する交通の要衝であり、伊那市街地まで一望できる高台にあることから、軍事上重要な場所に造られた城であることがわかります。（公式サイトを基に作成）

髙遠城址公園　桜雲橋

グランドゲート（駐車場からの出入り口）から入り 階段を２０段ほど上ってから右手に進むと 右下がお堀で、その濠から本丸に向かうところに 桜雲橋があります。

本丸・問屋門から二の丸方向を振り返る

橋を渡りきると問屋門 その先が本丸です

一段下がったところから桜雲橋を見ると 突き当たりに問屋門があるのが解ります

髙遠城址公園　お堀

桜雲橋のたもとだけではなく、何カ所からか お堀に降りることができます。 写真は、南曲輪（くるわ）側からの降り道 お堀は、城址中央付近を南北に走っています

お堀から南曲輪方向を見る

南曲輪の降り道からお堀を見下ろす

お堀と言っても、今は小さな池があるだけでした

池越しに見る桜雲橋

本丸への橋が「桜雲橋」と呼ばれるのは 橋にかかる桜が雲のように見えるからなのでしょう

髙遠城址公園　問屋門

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■　問屋門（とんやもん） 　この門は、高遠城下、本町の問屋役所にあった門です。 　問屋とは、江戸時代、主な街道にある宿駅に問屋という公用の荷物の継ぎ送り場所がありました。その入口に門が構えられていました。 　昭和２０年代に問屋役所の建物が取り壊しにあうときに、有志により現在地に移築されました。 　高遠城のシンボルのひとつとなっています。

桜雲橋の先が問屋門で、 門をくぐると本丸広場へ出ます

問屋門（とんやもん） もともとは街中にあったものが 解体の危機に遭いました。 有志がこの地に移築したのです。

問屋門の前のタカトウコヒガンザクラ

お堀から見た問屋門と桜雲橋