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私が訪れた名所旧跡をご案内します。
ケイタイのカメラで撮影していますので画質があまりよくありません。私の限られた感性での写真ですので、たいした作品でもありません。
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〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
http://hieizan.or.jp/ |
比叡山というと、「最澄」「延暦寺」「根本中堂」というありきたりの言葉を思い浮かべます。
百人一首で有名な慈円は、「世の中に山てふ山は多かれど、山とは比叡の御山(みやま)をぞいふ」と比叡山を詠んでいます。
延暦寺は、天台宗大本山ですが、昔から、仏僧を目指す人が一度は修行に訪れる地でもあり「国宝的人材育成の学問と修行の道場」とも呼ばれ、各宗派の高僧がここから排出されてきました。
約1200年も前の延暦7年(788)に伝教大師最澄が比叡山を開山しました。
平安の都を造るに際し、都の鬼門(東北)を守るようにと桓武天皇から命を受け延暦寺は繁栄し、「世界の平和や平安を祈る寺院」としても、遍く知られています。
元亀2年(1571)には織田信長による焼き討ちのために建物のほとんどを失いました。しかし天台宗大本山としての大きな意味合いを持つこともあり、その後多くの堂塔が再建されました。その多くが国宝や重要文化財に指定されています。
比叡山の最高峰は848メートルあります。延暦寺のお堂が点在する地域は標高が5〜700メートルのところにあり、紅葉の名所となっています。
私どもが観光として訪れる比叡山は、大きく3箇所に分かれています。比叡山観光の中心は、根本中堂のある「東堂(とうどう)」エリア、西塔エリア、横川エリアとがあります。 パンフレット(PDF 2.3MB)
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京阪電車サイトより
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東堂エリア |
西塔エリア |
横川エリア |
上記説明用写真は、萬拝堂横の休憩所にある模型 |
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■■ アクセスと移動
車で移動する場合には、それぞれのエリアにある駐車場に止めれば良いのですが、エリア内のシャトルバスで移動する場合には、本数が少ないので注意が必要です。
私は、東堂を先に廻ったために西塔や横川エリアに行くためのバスのタイミングに合わず、時間のロスから結果的には横川エリアには廻りきれませんでした。
ロープウェイでシャトルバスを利用する場合には、ロープウェイをおりたら横川エリアまで一気に行ってしまい、バスの本数の多い午前中に西塔エリアに入り、東堂エリアへは時間的な余裕をたっぷり残して最後に廻るようにすると良いでしょう。なぜなら東堂とロープウェイの山頂駅との間は比較的本数が多いからです。ただし、最終バスに乗り遅れないように時間を確認してから東堂ないを廻るようお勧めします。 |
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京都府 1 |
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■■ 東塔(とうどう)
東塔は延暦寺発祥の地です。修学旅行でも必ず行くという、本堂である根本中堂のある、比叡山の中でも中心的な区域です。
「東塔」は「とうとう」と読むのではなく「とうどう」と読みます。
延暦寺は、伝教大師最澄が開祖で、東堂には総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂や、先祖回向をする阿弥陀堂などがあります。
ロープウェイ山頂駅からバスで10分程で延暦寺バスセンターに着きます。バスセンター停留所の一つ手前の「東堂」停留所でバスを降りても良いですが、坂を登ることになるので、バスセンターで下車することをお勧めします。
ここからは、比叡山山頂、西塔、横川地域へのシャトルバスや京都市内行きの路線バスに乗車することができます。琵琶湖側におりる坂本ケーブルへの入口でもあります。
登叡成佛碑の横を通って入山料を支払い、大講堂に向かいます。途中左手に国宝殿がありますが、時間のことを考えて今回は入館しませんでした。
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【 注 】
入山料のチケットかパンフレットは西塔などに入るときに見せることになるので亡くさないようにすると良いでしょう。
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京都 比叡山 大講堂・平和の鐘 |
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京都 比叡山 根本中堂・文殊楼 |
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■■ 根本中堂(国宝)
比叡山延暦寺には東塔・西塔・横川があり、その中心となる仏堂を「中堂」と呼びます。東塔の中堂である「根本中堂」は国宝であり、延暦寺の総本堂で、最大の仏堂です。ご本尊は薬師如来です。
何度も焼失しており、現在の堂は、徳川家光公の命で寛永19年(1642)に竣工しました。ご本尊の前には「不滅の法灯」があり、1200年もの長きにわたり灯り続けています。
入口を入って重要文化財の回廊を左手に廻って中堂に入ります。
【 注 】
内部は撮影禁止のため、写真はありません
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■■ 文殊楼
根本中堂の反対側(東側)、高台にあるのが文殊楼です。急な階段を上るのはきつですね。(写真下左)
階段に向かって左手に伝教大師童形像がありますが、その左手裏側を廻ってゆくとなだらかな山道と石段で登ることができます。
別の方法としては、萬拝堂のある広場まで戻り、大黒堂の右手になだらかな石段があるので、お勧めです。
文殊楼は延暦寺の山門にあたります。延暦寺へ徒歩で本坂を登ると、まずこの門を潜ることになるのですが、私は大講堂の方から来たので本坂(長い急階段)とは逆からのアプローチでした。
文殊楼は慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂に倣って創建したものです。楼の中を拝観できますが、この階段がまた急です。(写真下右)
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根本中堂を背にしてみる急石段 |
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急な階段を登ると文殊楼の正面 |
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文殊楼左斜めから |
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急石段を避けて左手山道を登ると文殊楼が見えます |
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文殊楼の中に急は階段は60度以上の急角度 |
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文殊楼を裏手から見る |
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比叡山への道 東塔エリア2 |