岩倉実相院門跡 |
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実相院は元天台宗の寺門派(天台宗には山門派と寺門派があります)の単立寺院です。ご本尊は、鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。
実相院は、昔から「岩倉門跡」とか、」岩倉御殿」とも呼ばれています。その理由は実相院が門跡寺院であるからです。
門跡寺院とは、その寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務められていた、格式の高い寺院のことで、代々皇室から大きな支援を受けて栄えていました。
とくに室町時代から江戸時代にかけては、天台宗寺門派では数少ない門跡寺院の随一とされていました。
洛北に位置する実相院は、洛中より気温も3~5度低めです。春、桜に彩られる時期は市内の各所より遅れて開花し始め、東側の石庭は、はるか奥比叡の借景と相まってのどかな雰囲気につつみこまれます。
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バス停「実相院前」からは徒歩1~2分ほどのところにあります。
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岩倉駅から徒歩でも20分ほどですので
洛北の京都の空気もまた良いですよ
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山門は、思っていたよりもどっしりとしていました。
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10月でしたが、もう紅葉も始まっていました。
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山門には「実相院門跡」と小さな看板が掛かっていました。
門跡寺院ですので、壁には5本定規が入っています。
(写真でははっきり見えずに申し訳ありません)
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門跡寺院ですので、菊の御紋しょうが使われています。
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大玄関の前には枝の多いクスノキがあります
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玄関前の石仏
風雨にさらされているのと、木漏れ日で像がはっきりしません
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大玄関から入れません
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岩倉実相院門跡 西側山水庭園 |
大玄関を入って左手(西)に向かうと山水庭園があります
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センリョウが赤い実を付けていました。
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山水庭園
苔と池
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黄葉が盛んなときには水面も賑やかになるのでしょう
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可愛い火灯窓が見えます
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後水尾天皇宸翰(ごみずのおてんのうしんかん)、『忍』の寺の書は、
当寺を代表する仏宝となっています。
天皇は、仏教に帰依深く、また学芸に造詣が深く、
能筆家で知られ手います。
天皇の筆跡を、よく示す墨跡として珍重されています。
寺宝 後水尾天皇宸翰『忍』の書
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額縁の庭もまた一興
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岩倉実相院門跡 東側石庭 |
山水庭園にくらべ石庭は広いです
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石庭は「こころのお庭」と呼ばれ、
「御庭植治」小川勝章氏監修のもと
市民参加により作庭されました。
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市民参加という珍しい作庭法が現代アートを思わせます
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比叡山を借景にした雄大さに圧倒されました
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秋には、この石庭が見事なまでの錦に染まり、西側の山水庭園では、「床もみじ」とともに参詣者を楽しませています。
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比叡山が大きく見えます
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