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立証安国寺からさらに150mほど歩いたところに、「鎌倉の苔寺」として紹介されています妙法寺によりました。夏は週末しか公開していないというので運が良かったです。
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楞厳山(りょうごんざん)妙法寺は、神奈川県鎌倉市大町(名越)にある日蓮宗の寺院で、創建年は、建長5年(1253)に日蓮の開祖、日叡(にちえい)の開山によります。
日蓮は、布教のために安房(千葉県)からこの地に草庵「松葉谷御小庵」(安国論寺の項を参照)を結びました。松葉谷の法難(安国論寺の項を参照)のあと、護良親王(もりながしんのう)の皇子、日叡(にちえい)すなわち楞厳丸(りょうごんまる)が、父の供養を日蓮の遺跡を守るために当寺を立てました。
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御小庵の石柱が、
妙法寺道の入り口石柱と共に立っていました。
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山門は、然るべき人しかくぐることができません。
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妙法寺 本堂 |
本堂は公開していないために上がることができませんでした。 ご本尊は、「一塔両尊四師」と、少々変わったご本尊です。
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「一塔両尊」とは、【Wikipedia】によりますと、日蓮が法華経の仏の世界を文字で表した十界曼荼羅を元にして、その主要な部分を仏像として造形化したものです。「一塔両尊四師」は、その左右に上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩の四菩薩を配置したものをいいます。
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本堂扁額「楞厳山(りょうごんざん)」
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本堂廂の彫り物
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妙法寺 本堂周辺 |
本堂前の石は、なにかいわれがありそうです。
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本堂右手にある石碑
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上述石碑の隣に立つ多宝塔
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本堂前から奥庭へ通路
紫と白の桔梗が満開でした。
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本堂横を進みます
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妙法寺 「苔寺」の真価 |
苔寺といいますので、石塔にも苔が
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急な階段をさらに登ってゆきます
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松葉谷御小庵方向から望む
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登りきった左手に、樹齢300年のソテツがありました
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ミニ西芳寺と期待していた苔が生えている庭が見当たらず、階段や山道を結構登ってゆきましたが結局、苔寺らしい雰囲気のところは、石段の部分しかありませんでした。
石段は、鎌倉の杉本寺と同様に苔むしていて、そこを守る意味もあるのでしょうか、柵で通行止になっていました。
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妙法寺 松葉谷御小庵 |
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松葉谷御小庵跡に立つ石像 |
鐘楼を見下ろす
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鐘楼は、本堂からかなり登った処にありました。
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鐘楼前の石像
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