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私が訪れた名所旧跡です。

ケイタイやスマホのカメラで撮影したものもありますので画質があまりよくありません。
私の限られた感性での写真ですので、たいした作品でもありません。
自分自身の作品を、自分のために整理したものです。
神奈川県  鎌倉 円覚寺 1 山門・仏殿 
 公式サイト パンフレット 関連記事(秘) 

 円覚寺(えんがくじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にあり、山号を瑞鹿山(ずいろくさん)と称し、正式には、瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)と号します。

 臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられます。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元(仏光国師)です。

 鎌倉時代の弘安5年(1282年)に、鎌倉幕府執権北条時宗が元寇の戦没者追悼のために、中国僧の無学祖元を招いて創建したのが始まりです。北条得宗の祈祷寺となるなど、鎌倉時代を通じて北条氏に保護されました。

 JR北鎌倉駅の駅前に総門があります。境内には禅僧が修行をする道場があり、週末には、一般の人も坐禅会に参加できます。夏目漱石や島崎藤村もここに参禅したことが知られています。

■ アクセス

[電車]
 東京/横浜より:JR横須賀線「北鎌倉駅」下車徒歩1分
※JR東海道線・湘南新宿ライン利用の場合は「大船駅」にてJR横須賀線に乗り換え

[車]
 横浜・横須賀道路「朝比奈インター」をおり20分
 駐車場20台分あり ※予約は出来ません

[バス]
 鎌倉駅発江ノ電バス「大船駅行」、「上大岡駅行」または「本郷台駅」行き
 北鎌倉駅バス停下車徒歩1分

[拝観]
 拝観時間
  [3月〜11月] 午前8:00〜午後4:30
  [12月〜2月] 午前8:00〜午後4:00
 ※ 無休(台風や雪の為、休みとなることもあります)

[拝観料
  大人  300円   小人  100円
 ※ 団体割引はありません。
 ※ 障害者手帳をお持ちのかた、およびその介護者(1名)、福寿手帳をお持ちのかたは無料

[所在]
 〒247-0062 鎌倉市山ノ内409 TEL:0467-22-0478




円覚寺境内 ↑ 拡大

境内マップ(pdf)



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鎌倉 円覚寺 総門を入る
 


北鎌倉を降りて数分で円覚寺の入口が見えてきます



紅葉にはやや早い時期でしたが
総門絵の階段脇に紅く燃えたもみじが迎えてくれました



総門



駐車場から、まず目に入るのが総門
山号の「瑞鹿山(ずいろくさん)」を印した
大きな扁額を掲げています



総門をくぐると受付事務所です


鎌倉 円覚寺 桂昌庵


総門左手に桂昌庵があります



彫り物はどこも素晴らしいですね



」と印した扁額
なにがお祀りされているのかなんとなく解ってきました



想像通り「閻魔大王様」が、
デンとして、こちらを睨んでいます。

閻魔(えんま)は、仏教、ヒンドゥー教などでの
地獄、冥界の入口で、死者の生前の罪を裁く
神様であることはよく知られています。
「閻王」ともいい、冠に「王」の文字を冠しています。



説明写真をカシャリ



弓道場の的屋



桂昌庵に附属する弓道場



桂昌庵の弓道場側

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鎌倉 円覚寺 山門


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桂昌庵前から見た山門


山門(三門)

 山門は、「三解脱門」といって「空・無相・無願」を象徴することから「三門」とも書きます。

 ここを通ることにより様々な「人間の煩悩」を取り払うことができます。すなわち、三門を入るということは、娑婆の世界を断ち切り、正常な気持ちで仏殿のご本尊をお詣りできるようにするところなのです。



三門扁額

 現存の山門は、1785年(天明5年)に開山五百年の法要が営まれ、大用国師(だいゆうこくし:誠拙周樗-せいせつしゅうちょ)によって再建されました。

円額興聖禅寺」の扁額は、伏見上皇(北条貞時の時代)より賜ったものです。

 


仏殿側から見る山門



龍隠庵から見た山門(左)と松嶺院



名だたるお寺さんの三門らしく
何気なく彫られた彫刻が見事!!


 楼上には、十一面観音像、十二神将、十六羅漢が祀られています。

 毎年6月18日に、楼上で、観音様に懺悔をする「観音懺法(かんのんせんぽう)」の儀式が営まれます。

 また、毎年八月には、山門を取り巻く盆踊りも開催されます。

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鎌倉 円覚寺 仏 殿


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 仏殿は、円覚寺のご本尊が祀られている建物です。

 大正12年(1923)の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年(1964)に再建されました。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物です。

 開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)が、ここで行われています。



山門前から仏殿を見る

「大光明寶殿」の扁額は、後光厳(ごとうごん)上皇から賜ったものです
総門を入り、山門をくぐると正面に見えます



仏殿扁額



仏殿 側面



蔵六庵側から見た仏殿



龍隠庵から見た仏殿(左)と選佛場(右)



ご本尊 宝冠釈迦如来

本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元(仏光国師)



ご本尊 宝冠釈迦如来坐像

如来は、通常は宝冠を着けません



ご本尊 宝冠釈迦如来坐像

ご本尊は冠を被っているので、宝冠釈迦如来と呼ばれ、
華厳の盧遮那仏(るしゃなぶつ)とも称されます



仏殿内部の天井の白龍図

天井の「白龍図」は、
前田青邨(せいそん)画伯(1885〜1977)の監修のもと、
守屋多々志(もりやただし)画伯(1912〜2003)によって描かれたものです。



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天井画 白龍図

前田青邨(まえだせいそん)監修
守屋多々志 作



右脇侍



左脇侍

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鎌倉 円覚寺 選仏場


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 選仏場とは、「仏を選び出す場所」という意味で、修行僧が坐禅を組んで修行をする道場のことです。

 元禄12年(1699)に。伊勢長島城主松平忠充が、江戸の月桂寺・徳雲寺住職一睡碩秀の薦めにより、大蔵経を寄進することに始まります。それを所蔵する場所と禅堂を兼ねた建物として建立されました。

 中央には薬師如来が祀られています。



選佛場

 仏殿の直ぐ西側にあります。
その南隣(写真:左手)には、比較的すいている御手洗いがあります。
北側(写真:右手)の小道を入って行くと、居士林と龍隠庵があります。



選佛場



百観音霊場という立て札と共に石灯籠が立っています



中央には薬師如来が祀られています。



薬師如来隣の脇侍



選佛場横



選佛場



選佛場の脇に立つ

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北鎌倉 円覚寺 

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