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環境問題を考える

「チャレンジ25キャンペーン」とは、
CO2削減に向けた具体的な行動を提案し、
その実践を広く国民の皆様によびかける
政府が主導する国民運動です。

チャレンジ25公式サイト

■【チャレンジ25】 地球に優しい温暖化防止運動 

 2005年2月16日に「京都議定書」が発行しましたが、グローバルに見回しても一向に地球温暖化への気運が高まっていません。それどころか、自国の事情を背景に、自国擁護の動き優先で、一向に温暖化防止への動きが見られません。

 日本政府が取り組んでいる「チャレンジ25」運動に全面的に賛同するわけではないですが、地球温暖化が進まないようにすることの必要性を痛感し、チャレンジ25運動に登録し、私なりのスタンスでチャレンジ25運動にご協力をして参りたいと考えて、ブログとして発信することにしました。

 チャレンジ25運動の規定に基づき、その内容をブログでお届けします。

 地球環境を考える
 インド人の衣食住から暑さ対策を学ぶ 
 懸念が進む北極圏の温暖化 

 懸念が進む北極圏の温暖化

 NHKの室山哲也解説委員が、北極の異変について警告していました。

 すでにいろいろなメディアで報じられているように、今年の夏は、北極海氷面積が観測史上最小を記録しています。当然、これは地球全体の環境にも深刻な影響を及ぼすでしょう。

 1980年の北極と比較しますと、大きく衰退し、今までの最少の2007年と比べても日本の面積2個分がさらに減少しているという深刻さです。

 北極の氷は「多年氷」(越年氷)と「一年氷」(一年でとける氷、平たく割れやすく溶けやすい)があります。室田氏の懸念は、ことしはほとんどが一年氷であることです。効率の質が悪化したといえます。

 皆さんもご覧になったことがあると思いますが、ホッキョクグマが氷の上に乗ったまま漂流したシーンがあります。これがその現象の代表的なものです。

 南極の場合は、北極ほど深刻ではないですが、北極は氷の厚みが南極に比べて極端に薄いことです。

 原因は地球温暖化ですが、それに他の要因が重なって、加速度的変化が起きているといいます。

 温暖化で氷の一部に隙間ができますと、そこがきっかけになって氷が移動を始め、それが海流に乗って回転運動となります。その結果、それがポンプの役割をして、あたたかい太平洋の海水を北極海の奥深くに呼び込み、氷ができにくい傾向になっていっていると、室田氏は解説しています。

 北極と南極の氷は、太陽光線を跳ね返し、一種のラジエーターの役割を果たしていて、地球の気候を安定させています。北極の氷がなくなりますと、地球全体の気候のバランスが崩れ、予期せぬ影響が懸念されるのだそうです。

 また北極海の海水が温められますと、海流も強くなります。すると、周囲の環境や生態系にも影響をあたえるといいますので、日本への影響も考えられるわけです。

 一方で、北極海に氷の隙間ができることで、すでに「北極航路」の開拓を検討している国もあるようです。

 今まで南回りの長距離を航海していた船が、進路を変えて北極航路を利用しますと、燃料も節約でき、温室効果ガスの排出も減るといいます。温暖化が、皮肉なメリットを引き起こすことになります。

 北極圏には資源もあります。石油が世界の1/4、天然ガスが世界の30%といわれているのです。各国がこの資源に目をくらませ、資源の収奪競争をはじめますと、今までと同じように大量に化石燃料を燃やすことになり、地球温暖化をさらに悪化させることが懸念されます。

 砕氷船を持つ日本が独自研究をし、北極海の異変の影響を科学的に調査するなど、国際貢献をして、日本の存在感を高めることも必要ではないでしょうか。(2012/09/27)

 

 インド人の衣食住から暑さ対策を学ぶ

 先日、NHKの放送を見ていたら、インドの人達がどのように暑さ対策をしているのかを紹介する番組で、興味深い内容でした。

 私の義息子が、某商社からインドに派遣されて、しばらくそこで生活をしたことがあります。気温が50度近くなることもあると聞き、東京の暑さなど比較にならないことを思い知らされました。

 2003年には1000人以上の方が熱波で亡くなったりしているのです。

◇ インドの「衣」

 インド人といえばターバンを連想します。クルタというゆったりして、肌に密着しない物を着ています。白っぽくて、直射日光を避けられるようになっているようです。男性でもスカート状の物をはきます。

 インド人の暑さ対策の「衣」は、われわれ日本人も通気性の良さという点で学ぶべき物がありそうですね。

◇ インドの「食」

 次は「食」です。

 インドの食事というと、カレーはもちろんですが、マンゴージュースで水分とカロリー補給をしています。塩ヨーグルトも結構食べるというか、摂取します。

 カレーは食欲をそそりますが、臭みのある具材も食べやすくしてくれます。神聖なる牛は食べませんが、豆や芋など、繊維質を取っているようです。

 インド人が暑さに強いのは、「食」面では、「水分、塩分、栄養をしっかりとる」ということです。

◇ インドの「住」

 「住」というか生活面では「暑さを避け、体を休める」、暑い日には外出しないことです。

 壁に大きな穴を開けて、気化熱を利用した水クーラーを使います。エコです。エアコンのような強烈な冷気が流れるのではなく、ひんやりとした風が室内に流れる仕組みです。

 「ちょっとクール」な物があります。

 「チョットクール」という、一見するとクーラーボックスのよう小型の冷蔵庫のことです。

 因みに「チョット」はヒンディー語で「少し」という意味で、日本語の「ちょっと」と同じですね。

 インド人の衣食住から何らかのヒントを得られる気がします。

【 コメント 】

 最近日本の某メーカーがインド進出を機会に、「チョットクール」に代わるように、クーラーを現地生産すると発表しました。商業主義というか、日本企業の生き残り戦略というか、次第に、伝統が奪われてしまうのでしょうか。

 最近、ドイツを訪問した人はご存知と思いますが、「黒い森」などで、自然豊かさを謳っているドイツが、それを無視するがごとく風力発電機をアウトバーンから見えるところにも設置しています。

 高い価格で太陽光発電による電力買い取りをしているので、積極的な投資も行われています。

 当初は太陽光発電パネルで先行していた日本ですが、新興国だけではなく先進国の中でもそのシェアを下げてしまっています。日本が元気を取り戻す一策にもなるはずですので、政府はもっと積極政策を打つべきと考えます。

 ドイツは、環境意識が高く、自国での原発廃止の方向に制作を切り替えています。現状では、原発依存をせざるを得ないので、フランスから電気の輸入をしています。

 ただし、ユーザーは、エコ電気をサポートするという選択ができます。電気に発電もとにより違いがあるわけではないですが、その選択をした人は高い料金を支払うことになります。

 一方、エコ電気を選択しなかった人は、安い料金で電気を利用できます。

 電気に違いがあるわけではないですが、ドイツ人の合理性なのでしょうか?(2012/09/12)

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